小学生の時、学校に一輪車が新しく10台ぐらい入ってきた時がありました。
それまで自分は一輪車というものを触ったことがなくてとてもめずらしく思いました。
もし乗りこなせるようになれば楽しそうだなーと思って挑戦することにしました。
しかし自転車に乗る練習をしたときと同様、なかなかうまく乗ることができませんでした。
放課後の運動場で友人たちと一緒に遅くまで毎日練習した日もありました。
最初は乗った瞬間にバランスを崩してすぐに失敗します。
しかし、練習をかさねるうちに、乗っている時間も少しずつ長くなり、進める距離も伸びていきました。
最初のうちは3メートル、そして5メートル、10メートルと記録が伸びました。
この辺まで上達すれば乗っているのがすごく楽しくなってきます。
次は運動場の端までいけるか挑戦だ、とか遅くまで学校で練習してました。
とうとう私は真っ直ぐに進むだけならどこまででも乗れるくらいにまで上達しました。
しかし、前に進むことができるだけで、右や左に曲がることはできませんでした。曲がろうとするとどうしてもバランスを崩して足を地面につけてしまうのです。
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