昔、夏休みになると従兄弟のところに遊びに行くことが恒例でした。
夜は花火で遊びたいので昼間のうちに近所のお店へ行って花火を買うのです。
花火セットに加えて、バラ売りの花火をいろいろと。
夜まで待ちきれず、薄暗くなってきたらもう海岸に向かって歩き出していました。
で、完全に日が暮れていないうちからはじめちゃう。
空中でパンと破裂するロケット花火とか、ピィ〜って笛の鳴るロケット花火とか。
ドラゴンという花火で、地面に置いてから火をつけると噴水みたいにシュワーッと火が出るやつ、とんぼのように空を飛ぶとんぼ花火、水の中を泳ぐ金魚花火、火をつけるとグニュグニュへびのように伸びるへび玉。
いろいろありましたね。
で、最後は線香花火でしめるのでした。
あの最後のタマがポトッと落ちるまでどれくらい耐えられるかを競って遊んでいました。
長いことタマを落とさずに耐えていたら勝ち。
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